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一生自分の歯で過ごせるように

一生自分の歯で過ごせるように

はじめまして。
院長の馬場です。

ブログでは矯正について、歯の動くメカニズムや歯科情報などをお知らせ出来たらと思っております。

最初なので僕自身が歯科医になって目指す目標についてお話しさせて頂きます。

まず、皆様へ質問です。
大人の歯(永久歯)は通常何本あるでしょうか?

正解は永久歯の本数は通常であれば28本あります。(親知らずを含めると32本)
以前大学生を対象に同じ質問をしましたが、正答率は約3割程度でした。
永久歯は文字通りの「永久」に使う歯です。一度抜けると萌えてこないものです。

厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている80歳で20本の永久歯を残そうという「8020運動」があります。
これは80歳で20本の永久歯があれば、ほぼ食べるという行為には問題なく満足した食生活が送れる「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いをこめての運動です。しかし、これは80歳で8本の永久歯が喪失しても良いという様にも受け取れます。

では、なぜ歯がなくなってしまうのでしょうか?

永久歯の主な喪失理由は虫歯と歯周病です。虫歯と歯周病の原因は日々の歯ブラシが不十分な事により、磨き残しのプラークが引き金となって進行していきます。
ガタガタの歯並びでは磨きにくい箇所が多数あり、プラークの量も増えてしまい虫歯や歯周病になり易い環境になってしまいます。
しかし、矯正治療では歯並びを綺麗にするとこにより歯ブラシをしやすくし、虫歯と歯周病になりにくい口腔内を作り上げる事が出来ます。

厚生労働省や日本歯科医師会により推進されている80歳で20本の永久歯がある「8020運動」ではなく、一生涯をかけて永久歯の28本を使い続ける事を目標に患者さんと一緒に治療していきたいと思います。

「一生自分の歯で過ごせるように」

これが歯科医になった僕の目標です。

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